材料 4人分
秋鮭(刺身用) ・・・・・・・・・・・・ 1さく
アボカド ・・・・・・・・・・・・・・・ 1個
レモン汁 ・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ1
コンソメ ・・・・・・・・・・・・・・ 適宜
塩・こしょう ・・・・・・・・・・・・・ 適宜
グレープシードオイル ローズマリー ・・ 少々
-つくりかた-
① アボカドは、半分に割って、種を取り出し、スプーンで実を取り出し、ボウルにいれ、レモン汁を回しかける。
② サーモンは、細かく包丁で砕く。
③ ①と②をあえて、塩、こしょう、コンソメで味を調える。
④ グレープシードオイルのローズマリーをたらし、軽くあえて、できあがり。
実りの秋。
さつまいもやきのこ類をはじめ、栗、りんご、柿などおなじみのフルーツも収穫を迎える季節。
そんな中でも、今月のいちおしは、フルーツのアボカド。
これからだんだん寒い冬に向けて、身体は栄養をたくわえようとこってりしたものが欲しくなってくる時期でもあります。アボカドは、フルーツでありながら脂質が豊富で独特のこってり感があり、栄養価も高く、それでいてヘルシー。
そして、ほかの野菜や果物に比べ、オレイン酸・天然ビタミンEの含有量がたいへん多く、乾燥しやすくなってくるこの時期、ぜひ召し上がっていただきたいフルーツ。(グレープシードオイルと同じ!)
オレイン酸は、人の皮脂にもっとも多い成分と言われ、肌を乾燥などから守るバリアのような役割を果たし、潤いを保つ効果が期待できますし、ビタミンEは抗酸化作用があるため、老化防止に効果的です。
この時期は夏が終わり、体も肌も季節の変わり目でちょっとお疲れ気味・・・「夏に老ける」といわれますが、今のうちに疲れはしっかりリセットしたいもの。
アボカドの品種
実は、アボカドには、1000種以上もの品種があります。
しかし、日本に輸入される生のアボカドは、ハス種(HASS)だけ。
(※社団法人日本輸入青果物安全協議会に確認済)
ハス種は、そのおいしさから世界の産地の主力品種になっており、わたしたちが通常スーパーでみかけ、口にしているのがこのアボカド。
またハス種は熟すと皮が黒くなり、おいしさ、食べ頃の目安にもなります。
(他の品種は熟しても緑色か暗い緑色になるだけです)。
また、現在、アボカドはメキシコをはじめとした輸入品がほとんど。
国産は和歌山、沖縄などで栽培が行なわれていますが、まだまだ出回っているのはほんのわずか。
アボカドは、森のバターとよばれるほど、栄養価の高いフルーツ。
これからだんだん身体は寒い時期に向けて、こってりしたものが欲しくなってきます。
そんな季節にぴったりのアボカド。
ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養価の高さはフルーツの中でもトップクラス。
体内の余分な塩分を排出するカリウムは、高血圧などの予防にも効果的。
果肉の脂質の大半を占めるオレイン酸は老化防止やがん予防に期待がされています。
また、こどもの発育にもかかせないトリプトファンという栄養素も含んでいるため、こどもからおとなまで老若男女に味わっていただきたいフルーツです。
アボカドの食べごろは、皮を押して軽く指が入るものがおすすめ。
また、きれいな涙(しずく)の形をしているものが、生育がよいといわれています。
「森のバター」と称されるアボカドですが、「森のチーズ」と呼ばれる、まぼろしの国産アボカドがあります。
国産のアボカドに普及につとめていた静岡県の「果物の郷 おくむら」 果樹園さんのもの。
野菜ソムリエとして、私も一度食べてみたかったのですが・・・アボカドの木が病気にかかり、2005年に全滅してしまったそうです。
しかし、ホームページによると、幼木から花がつき始めており、うまくいけば数年後に実がなる可能性も・・・!いまだに食べたことがない「森のチーズ」をぜひ味わってみたいと願っています。
アボカドの原産地は、現代の南アメリカからメキシコ周辺といわれており、
野生していたものをアステカ族が栽培していたという記録が残っています。
その後、スペイン人がインカ・アステカを征服したとき、アボカドを知り16世紀ごろヨーロッパへと伝わったといわれています。