10月のレシピ

野菜ソムリエ安原ルリ子のヘルシーレシピ

Vege-Fru Beauty Web de LIFE
 野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー 安原ルリ子がお野菜・果物の魅力とヘルシーレシピを紹介します。皆様のご参考にどうぞ。
( 撮影協力:日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 )( 企画協力:エルコモンズ )

野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー 安原ルリ子

「四季折々季節に合わせたお野菜・果物をいただくことは、体や心に大切な役割をもっています。
健康(ヘルシー)、簡単、おいしい、楽しいレシピと 旬の野菜果物の持つ色鮮やかな色彩を楽しんでくださいね。」

① 毎日のありふれた食事の中に、サルーテサンテのグレープシードオイルが自然と溶け込む、旬の食材のご紹介と、冷蔵庫の中にある食材で、誰でも簡単に楽しく作れるお料理、変身簡単レシピをご紹介してゆきます。

② 簡単ビューティーレシピ
A  8月の旬食材 トマトdeディナー
B  9月の旬食材 じゃがいもdeブランチ
C 10月の旬食材 アボカドdeおもてなし



10月

10月の旬食材 アボカドdeおもてなし 「秋鮭と森のバターのタルタル風」 ~ローズマリーフレーバードオイルを使用して~

チキンのソテー 夏野菜のトマトソースがけ

材料 4人分
秋鮭(刺身用) ・・・・・・・・・・・・ 1さく
アボカド ・・・・・・・・・・・・・・・ 1個
レモン汁 ・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ1
コンソメ ・・・・・・・・・・・・・・ 適宜
塩・こしょう ・・・・・・・・・・・・・ 適宜
グレープシードオイル ローズマリー ・・ 少々

-つくりかた-
① アボカドは、半分に割って、種を取り出し、スプーンで実を取り出し、ボウルにいれ、レモン汁を回しかける。
② サーモンは、細かく包丁で砕く。
サーモンは、細かく包丁で砕く
③ ①と②をあえて、塩、こしょう、コンソメで味を調える。
④ グレープシードオイルのローズマリーをたらし、軽くあえて、できあがり。
グレープシードオイルのローズマリーとあえて、できあがり


10月 秋野菜 旬のお野菜 「アボカド」

実りの秋。
栄養価の高いアボカドと鮭の取り合わせ さつまいもやきのこ類をはじめ、栗、りんご、柿などおなじみのフルーツも収穫を迎える季節。 そんな中でも、今月のいちおしは、フルーツのアボカド。
これからだんだん寒い冬に向けて、身体は栄養をたくわえようとこってりしたものが欲しくなってくる時期でもあります。アボカドは、フルーツでありながら脂質が豊富で独特のこってり感があり、栄養価も高く、それでいてヘルシー。
そして、ほかの野菜や果物に比べ、オレイン酸・天然ビタミンEの含有量がたいへん多く、乾燥しやすくなってくるこの時期、ぜひ召し上がっていただきたいフルーツ。(グレープシードオイルと同じ!)
オレイン酸は、人の皮脂にもっとも多い成分と言われ、肌を乾燥などから守るバリアのような役割を果たし、潤いを保つ効果が期待できますし、ビタミンEは抗酸化作用があるため、老化防止に効果的です。 この時期は夏が終わり、体も肌も季節の変わり目でちょっとお疲れ気味・・・「夏に老ける」といわれますが、今のうちに疲れはしっかりリセットしたいもの。

アボカドの品種
実は、アボカドには、1000種以上もの品種があります。 しかし、日本に輸入される生のアボカドは、ハス種(HASS)だけ。
(※社団法人日本輸入青果物安全協議会に確認済)

ハス種は、そのおいしさから世界の産地の主力品種になっており、わたしたちが通常スーパーでみかけ、口にしているのがこのアボカド。 またハス種は熟すと皮が黒くなり、おいしさ、食べ頃の目安にもなります。 (他の品種は熟しても緑色か暗い緑色になるだけです)。
また、現在、アボカドはメキシコをはじめとした輸入品がほとんど。 国産は和歌山、沖縄などで栽培が行なわれていますが、まだまだ出回っているのはほんのわずか。

「アボカドの栄養効果」
アボカドは、森のバターとよばれるほど、栄養価の高いフルーツ。
これからだんだん身体は寒い時期に向けて、こってりしたものが欲しくなってきます。
そんな季節にぴったりのアボカド。
森のバター「アボカド」 ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養価の高さはフルーツの中でもトップクラス。
体内の余分な塩分を排出するカリウムは、高血圧などの予防にも効果的。
果肉の脂質の大半を占めるオレイン酸は老化防止やがん予防に期待がされています。
また、こどもの発育にもかかせないトリプトファンという栄養素も含んでいるため、こどもからおとなまで老若男女に味わっていただきたいフルーツです。


「アボカドは指で押してやわらかいものが食べ頃」
アボカドの食べごろは、皮を押して軽く指が入るものがおすすめ。
また、きれいな涙(しずく)の形をしているものが、生育がよいといわれています。


「安原の注目!~アボカド編」

「森のバター」と称されるアボカドですが、「森のチーズ」と呼ばれる、まぼろしの国産アボカドがあります。 国産のアボカドに普及につとめていた静岡県の「果物の郷 おくむら」 果樹園さんのもの。
野菜ソムリエとして、私も一度食べてみたかったのですが・・・アボカドの木が病気にかかり、2005年に全滅してしまったそうです。
しかし、ホームページによると、幼木から花がつき始めており、うまくいけば数年後に実がなる可能性も・・・!いまだに食べたことがない「森のチーズ」をぜひ味わってみたいと願っています。
アボカドの原産地は、現代の南アメリカからメキシコ周辺といわれており、 野生していたものをアステカ族が栽培していたという記録が残っています。
その後、スペイン人がインカ・アステカを征服したとき、アボカドを知り16世紀ごろヨーロッパへと伝わったといわれています。

野菜ソムリエのレシピポイント☆

アボカドは、レモンをまわしかけて

アボカドは、空気に触れると酸化して色が茶色く変色していまいます。
実を取り出したら、すぐにレモンをまわしかけて。秋鮭のたんぱく質とあわせることで、ビタミン、ミネラルも一緒に摂れ、バランスのよい一品になります。また、ローズマリーは肉・魚のくさみを消したり、消化促進の効果があり、たんぱく質との組み合わせがよいハーブです。

簡単に楽しく作れるお料理☆
「野菜ソムリエおすすめ変身レシピ」

アボカドのカナッペ

秋鮭と森のバターのタルタル風が残ったら・・・「サーモンとアボカドのカナッペ」に

材料(2人分くらい)
秋鮭と森のバターのタルタル風 ・・・ 残ったもの
パン ・・・・・・・・・・フランスパンなど4きれ

-つくりかた-
フランスパンをトーストし、残ったタルタルをのせて、カナッペに。
日持ちしないので、すぐに食べきること。

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